一言で言うなら、“僕の人生”そのものですね…:髙山俊

自分を成長させてくれた指導者、生涯の友人、すべて野球を通して出会えました。

●最初に野球を始めたきっかけを教えてください。

小学校1年の夏休みに、家の近くの公園で父親とキャッチボールをしてたんです。そしたらたまたま通りかかった人に、少年野球チームに入ってやってみないかと誘われました。それで、特に悩むこともなく、誘われたチームに入って野球をはじめることになりました。
後でわかったんですが、最初に誘ってくれた人が少年野球チームのコーチでした。それまで野球といえば、父親とキャッチボールをして遊ぶぐらいでした。幼稚園児の頃は、あまりボールをうまく取れなかったけど、楽しかった印象が強く残っています。

●これまで多くの指導者の方に接してこられたと思いますが、
特に印象に残っている方はいますか。

小学校、中学校、高校、大学と、ずっと野球を続けてきましたが、僕はすべての監督やコーチに恵まれていたと思っています。ほんとにみんな素晴らしい指導者の方々だったので、そのおかげで僕はこうしてプロ野球選手にまでなることができたと感じています。こうして今振り返ってみても、皆さんには感謝しかありませんね。

●野球を通じて、いい友人に出会えたと思いますか。

僕にとって気心の知れたいい友人と呼べるのは、やはりともに野球をする中で親交を深めていった仲間が多いですね。中学時代も高校時代も大学時代も、野球をしている者同士がほんとうに分かり合える友人になりました。そうやってできた友人は、一緒に野球をすることがなくなってからも、ずっとつき合ってます。野球を通じて強い絆ができたんでしょうね。

●これまで野球以外のスポーツはされましたか。

小学校時代までですが、スイミングクラブにも通っていました。水泳選手を目指すというより、体力づくりとしてだったと思います。そのころから野球選手になりたいという思いがありました。


●東京オリンピックで野球が行われることに関しては
どう思われますか。

日本での国際大会なのできっと盛り上がると期待しています。今後も、オリンピックだけではなく、そういう野球大会の機会が増えればいいと思います。世界というステージでの試合なので、一人の野球ファンとしてもすごいことだと感動してしまいますね。ですから、子どもたちも会場やテレビでそんな野球の試合を見れば、野球選手に憧れたり、夢を描いたりできると思います。

●高山選手にとって野球とは何ですか。

仕事でもありますし、これからも野球をして生きていく、そういうものです。交友関係も野球抜きでは語れません。一言で言うなら、“僕の人生”そのものですね。


個人年度別成績 髙山俊 – NPB.jp 日本野球機構


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